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育児に燃える40代のおとうさんの日記

[]2008年シーズンをもってホンダはF1から「撤退」

ホンダの撤退によりF1がもう無くなってしまうかのように騒がれていますが、日本ではF1=ホンダのイメージが非常に強いのでしかたのないことかもしれません。

F1はなくらない。

ホンダの撤退を機に他のチームも撤退したり、縮小方向へ向かう可能性は高いですが、F1はなくならないでしょう。
エンジンは標準化されたものが用意される予定で、開発も制限され、メーカー系チームが参戦するメリットが減り、しかもこの金融危機によってF1に割くことができる予算が減ってしまっただけのことです。

かつてはプライベーター全盛でしたが、F1の持つブランド力、その市場に目を付けたメーカーが参戦してきただけのことです。
広告塔としての魅力が無くなったり、会社が危機となるとメーカーは手を引かざるを得ません。会社が落ちぶれてしまってはF1など出来るはずもないのです。

今回のホンダの英断(あえてそういいます)は会社組織としては歓迎されるべきものです。ホンダが無くなればF1活動などできるわけがないのですから。

しかしホンダのF1ファンとしては納得いかないでしょう。
しかしこれまで「レースはホンダのDNA」とまで公言してきた福井社長が撤退発表時に声をつまらせながらお話しされていました。DNAが傷つき始め、レーシングスピリットを会社全体で支えていくことが出来なくなっていった。自分一人の会社ではないわけです。
フェラーリはF1レースをするために車を販売しています。ホンダは違います。
違いますがどこかそういう意識があっても不思議ではないDNAを持っていたはずです。残念ながらとうとうその細い糸が切れてしまいました。

トヨタルノーBMWなどのメーカーロゴもいつか消えてしまうかもしれませんが、新しくプライベーター全盛時代が来ることを祈りつつ、ホンダにお疲れさまでしたのエールを送りたいと思います。



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▼F1速報 2008年 総集編