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育児に燃える40代のおとうさんの日記

2007 F1

やはり晴れのレースが見たかった日本GPでしたが、残念ながら雨のレースとなってしまいました。
観戦にいかれた方は雨だったことで余計に不満が募ったことと思います。

つらつらと書きますが、見に行かなかった者が何を書いていると言わずに最後まで見ていただけたらと思います。

スカパーで見ていると予選も決勝も強行スタートに見えました。
スタートの状況からして1977年の再来を危惧しましたが、最後まで雨が降っていたおかげで霧に視界を閉ざされることなくレースは無事終了しました。見に行った人は大変でしたが、ある意味、雨で良かったレースです。

とにかく傍目に見ていて無理が通れば道理が引っ込むことばかりでした。

観客誘導方法、泥田の駐車場、18時で閉鎖された救護所、サーキット内道路の整備、開催日程の再検討、仮設席の設計、応援フラッグの禁止等ファンをバカにした規則、高額な食事、ホームページでの情報公開の無さ。

極めつけはトヨタ関係者だけ優遇されたバス事情、昼食事情、トヨタ応援席にだけ許された応援フラッグと横断幕。
このトヨタ応援席の横断幕をレポートしたトヨタチームのサイトは、決勝終了後しばらくしてから閉鎖されました。批判を避けるために逃げたのでしょうか。
ここには自分たちの横断幕を自慢げに広げるスタッフの写真がたくさんありました。
一般には禁止しておきながら、関係者には許すという行為は一般観戦者をナメています。
トヨタカンバン方式の部品ぐらいにしか思っていないようです。
現在トップページで「スペシャルサイトは9月30日で終了しました」と書かれています。
サイト運営者は、現地でトヨタチームを応援していた人たちが決勝終了後に帰宅してから、「あの横断幕のレポートを見たい」と思っているとは微塵も考えないのでしょうか。(横断幕の是非は別にして)
彼らの応援や思いは市販車の売り上げのためだけにあるのでしょうか。
そういう人たちの思いをも切り捨てる。こういう体質でF1グランプリも運営されていると思わずにいられません。

富士の運営側はこれからめいっぱい反省とカイゼンしなければなりません。自分たちで考えるのではなく、広く意見を聞き回る必要があります。
観戦者だけでなく運営側も不慣れな分、苦情も多く、鈴鹿より何倍も不利なのは分かっています。
しかしそれを承知で誘致したわけですから、乗り越えてもらわなければなりません。

あれだけ準備期間がありながら、その間に、見に来てくれるひとの目線でのカイゼンは実施されていたしょうか。来場者がどんな道を歩くか、実際に歩いて試したスタッフがいたでしょうか。
用意された駐車場に雨が降ったらどうなるか、雨の日にクルマを出し入れしてみたスタッフがいたでしょうか。雨が降ったら4WDでないと出られない場所はサーキットの駐車場として使用すべきではありません。

開催権は金で買えますが、こういったノウハウは買うことはできません。地道な努力が望まれます。

富士の不満ばかり書いていますが、鈴鹿も100点満点ではありません。
鈴鹿だってサーキット内で異常に混雑する場所は何年も変わっていません。
トイレのすぐ横まで売店があったり、喫煙場所が観戦席のすぐそばだったり(私は喫煙しますが)、
脚立による不法観戦、木曜日からの自由席場所取り、などなどあげればきりがありません。
ただしこれらは観戦する側の慣れである程度解決できるものです。しかし、慣れた上に観戦者にある程度選択の自由が与えられることが条件です。
シャトルバスでの入場に限定すると言うことは入場者を監禁することだと気付いて欲しいです。帰る時間も集中します。

今回観戦した人の声に是非とも耳を傾けて、来年は「富士も変わった」と言われるレース運営をして欲しいと思います。勉強の舞台はF1だけでは無いはずです。
お得意のカイゼンに期待します。観戦者はF1意外でもよーく富士とトヨタの行動を見ていますよ。

長々と書きましたが、今回予算が許せば私も観戦に行っていました。いまとなっては・・・なんとも言えませんが。

観戦に行った人の声を伺いたいので、アンケートおよび、掲示板を用意しました。サイトトップからも行けます。
よろしければ皆さんの思いを書き込んでいただければと思います。書き込む内容について関連するものであれば特に制限は設けません。

【参考リンク】

トヨタの富士スピードウエィF1グダグダ運営
のまのしわざ