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育児に燃える40代のおとうさんの日記

[]2007 F1 モナコGP にて、マクラーレンにチームオーダー疑惑

出る杭は打たれる

火のない所に煙は立たない

さて、先日のモナコでのマクラーレンのレース戦略はどちらと判断されるでしょうか。

モナコGP決勝後にマクラーレン両ドライバー、アロンソとハミルトンのピット戦略についてチームオーダー疑惑が浮上しています。

今回のモナコでは、ポールのアロンソより重い燃料タンクでスタートしたハミルトンが、最初のピットストップ後もアロンソの後ろについて走らざるを得なかったことで、周囲から不満の声が上がったもの。さらには、ハミルトンが表彰台で見せた表情や記者会見での発言が火に油を注いでしまった。

会見場で彼は「僕のクルマのナンバーは2番だ。僕はナンバー2のドライバーだからね」とぶっきらぼうに話している。

レース結果を左右するチームオーダー国際自動車連盟FIA)から固く禁じられているが、チーム戦略については取り扱いがあいまいだ。

「私は、ドライバーにアクセルを緩めろとはいわない。ドライバーの不満顔も見たくない。だがモナコGPに勝つためには、ある種の戦略も必要だ」というデニス。

今回の出来事はバリアに覆われたモナコと圧倒的なマクラーレンの戦闘力のなせる業というのが、マスコミに対するデニスの申し開きだ。

「私たちにチームオーダーは存在しない。ただ勝つために戦略を取っただけだ。ふたりにのびのびと戦ってもらうレースもあれば、その限りではないレースもあるんだよ」(Formula 1 : News MCLAREN - F1-Live.com)


フェラーリも舌を巻くほど速かったマクラーレンだからこそ取れた作戦であり、しかも天候不順かつ、セイフティーカーが入る位置によっては大混乱を招くモナコであるが故の安全策をとった作戦ではないかとおもいます。
これをチームオーダーといってしまうのは乱暴ではないでしょうか。
ただし、早く走れるのに、「ピットでわざと遅く作業した」や「まだ数周走行できるにもかかわらず、順位調整のために早めにピットに入れた」などというのはチームオーダー(故意に順位を変動させること)に他ならないと思います。

以前にありましたが、バリチェロ vs ミハエルのように明らかにバリチェロがレースをリードしていたにもかかわらず、最終コーナーでミハエルにトップを譲ったあの茶番劇は「故意に順位を変動させること」であり、競技規則にも違反していると思われます。

ただこの順位操作がピットストップを利用して行われてしまうとレースを見ているだけの者にとっては何の問題もないように見えてしまいます。

FIAが調査に入ったところで、明確に違反だということはできないのではないでしょうか・・・。